ファンタジー&ジュヴナイルを中心とした自作小説です

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随分と遅くなりましたが、
100000HIT、ありがとうございます♪
記念小咄は懲りもせずにケーキ屋さんにしてみました(笑)
本編未読の方はコチラからどうぞ → 
本編→蝦夷舞鮨→Xmas Edition→コレと、どう考えても2年以上経過していることになりますが(汗)、サ●エさん方式で歳はとらないモノと思って下さい←
尚、作中、腐女子さんが登場したりBL表現があったりしますので、
苦手な方はご自分の判断で回避するようお願い申し上げます(;´▽`A``




WALTZで逢いましょう NK Special



1.WALTZ


《WALTZ》
 俺――北条空哉(ほうじょう くうや)が住む都内M市、そのメインストリートにある洒落たケーキ屋だ。
 およそ五年前にオープンして以来、未だに客が殺到し続けている超人気店。
 ガラス張りの外壁から窺える店内は、常に様々な女性客で賑わっている。
 もちろん女性客だけではなく、甘い物に目がないスイーツ男子の姿もしっかりある。
 メインストリートから垣間見える《WALTZ》は、傍目にも美味しそうな洋菓子と至福の笑みを浮かべる客で満たされていた。
 クラスメイトの女子曰く『《WALTZ》にはスウィートなスイーツと夢とロマンがたっぷりと詰められている』らしい。
 心弾むような色取り取りの鮮やかなケーキの群れ。
 どこか翳りを帯びた瞳が印象的なロン毛の店長。
 そして、あらゆる女性たちの憧憬の視線を集めて止まない色男揃いの店員たち――
 そう、《WALTZ》には何故だか男前の店員しかいない。
 全てはオーナーである松本伊緒氏の意向らしい。
 日本全国百店舗を誇る高級洋菓子店《WALTZ》
 社員・アルバイトを問わず店員として客前に出る者は皆、伊緒氏の審美眼に適ったイケメンばかりなのだ。
 M市にある《WALTZ SHIO店》も例外ではない。
 どうして、M市にあるのに《SHIO店》なのかというと、伊緒社長の愛娘――志緒お嬢様が市内にある超名門私立聖華学園に幼少の頃からお通いになっているから、らしい……。
 あくまでも『らしい』なので、真相は定かではない。
 まあ、詳しい説明は割愛。
 平凡な市立商業高校に通う俺には、超金持ち私学である聖華もスペシャルお嬢な志緒様も遠い存在――いや、全く無縁の存在だ。
 とにかく《WALTZ》には、悔しいことに同性の俺でも思わず『おっ』と目を留めてしまうような美男子ばかりが揃えられている。
 甘党の女子にとっては、《WALTZ》は正に楽園。
 美味しいケーキを食しながら、男前の店員と出逢える貴重な場所でもあるのだから。

 けど、俺にとって《WALTZ》は嫌悪と胡散臭さの対象でしかない。

 俺には入学当初からずっと想いを寄せている同級生がいる。
 その相手が、瞳を輝かせながら毎日のように《WALTZ》に通い詰めているのだから、面白くない。
 そして、何より俺は――甘い物が大嫌いだ。

 当然、俺はまだ《WALTZ》に足を踏み入れたことがない――


     「2 俺の好きな人」へ続く


ストックありませんので、いつも通りに超亀更新になります(^▽^;)
 
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2012.11.23 / Top↑
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